日本では江戸時代に始まるにんにく卵黄の歴史

12 8月, 2014 (13:01)

にんにくはネギ属の植物で、その鱗茎を食用とします。原産地は中央アジアと言われ、人間との歴史は古く、紀元前3000年頃のエジプトではにんにくの健康効果がよく知られていました。世界最古のエジプトの医学書にも薬として紹介されています。にんにくに含まれるアリシンは強い殺菌、抗菌作用を持ち、体内ではビタミンB1と同じ働きをして、疲労回復や体力向上に高い効果を発揮します。

鶏卵はヒヨコが成長するための栄養分を全て備えた完全栄養食品です。特に卵黄には脳や神経を形成するための脂質やタンパク質、ビタミンなどが豊富に含まれています。養鶏の歴史は古く、起源前1500年頃のエジプトでは既に行われ、日本では5世紀頃に始まったと言われています。一般的に卵を食べるようになったのは江戸時代に入ってからですが、まだ富裕階級や病人などのための特別な栄養食で、庶民には高嶺の花でした。

にんにく卵黄はにんにくと卵黄の優れた栄養を合わせて摂取できる優れた栄養食品です。近年のサプリメントブームで、最近のものと思われがちですが、にんにく卵黄の発祥は江戸時代の薩摩藩と言われています。薩摩藩士が藩主の参勤交代に随行して遥か離れた江戸へ上るとき、無事と健康を祈って藩士の家族がにんにく卵黄を作って持たせたと言われています。

にんにく卵黄の作り方は、まずにんにくと同量の卵黄を用意します。硬い部分を取り除いたにんにくをすりおろし、これを鍋かフライパンに入れて火にかけ、卵黄を合わせて焦がさないように注意しながらゆっくりかき混ぜて水分を飛ばします。ホロホロ状になったらできあがりです。